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毎年この時期に森に現れる、ある昆虫がいます。
青く輝く体を持つ「ヒメツチハンミョウ」です。

枯葉の上を歩くヒメツチハンミョウ
とてもキレイで目を惹くので、捕まえて観察したい欲に駆られますが、
毒を持つ昆虫なので、触らずに観察しましょう。
体つきもとても面白いですが、生態を調べてみるとハードな一生が見えてきました。
ヒメツチハンミョウは、卵から孵化し幼虫になるとハナバチ類の巣に寄生して生活します。
そのハナバチの巣への辿りつき方がもはや運任せ!
幼虫は植物の先端や花に登り、ハナバチが来るのをひたすら待ち、訪れたハナバチに
くっついて巣まで運んでもらうのです!
巣の中では、ハナバチが集めた花粉や蜜・ハチの幼虫を食べて暮らし、最終的に成虫に。
運良く寄生できるハチに巡り合える確率はもちろん、生存率も極端に低いことが
知られています。

この青い体は、厳しい生存競争を勝ち抜いた”豪運”の証なのかもしれませんね!
(投稿日:2025年10月6日)
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那須平成の森の中には、この頃に色づき始める植物があります。
それが「ツタウルシ」です。

名前に「うるし」とあるように、漆塗りで知られる樹木「ウルシ」の、ツルバージョン。
写真のように鮮やかな赤色に染まり、とても目を惹きます。
そんなキレイな葉が道に落ちていたら、つい拾ってしまいそうですが…。
場合によってはかぶれてしまうこともありますので、眼で見て楽しんでいただければと思います。

『キレイなものには毒(棘)がある』という諺は、あんがい本当なのかも?
(投稿日:2025年9月25日)
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昨日、バリアフリーの道が整備されている「園路」にて、夏に鳴き始める昆虫を
見つけました。
春に鳴くエゾハルゼミと交代で現れる「コエゾゼミ」という夏のセミです。

羽化したばかりと思われる体は、キレイな緑色!
天気にもよりますが、これからたくさんのコエゾゼミが鳴き始めることでしょう。
似たもので「エゾゼミ」というセミもこれから出てきます。
この2種は見分けが難しいので、姿を見ることができたらどちらなのか調べてみるのも、
楽しい昆虫観察になると思います。
※那須平成の森で捕獲した昆虫は持ち出さずに、観察したらその場で逃がしてあげてください。
夏に向かう森で、涼みながら自然散策はいかがでしょうか。
ぜひ、お近くにお越しの際は足を延ばしてみてくださいね!
(投稿日:2025年7月14日)